福井市の矯正歯科治療専門クリニック

スタッフ募集

矯正歯科治療

子どもの矯正歯科治療は、
成長を予測しながらの治療です。

子どもの矯正歯科治療は、永久歯の生えそろった大人と違って、乳歯から永久歯に生えかわり、骨格が成長する過程にあるため、ひとりひとりのお口の中の状況や発達に合わせておこなう必要があります。そのため、効果的な治療開始の時期、必要性の有無などの判断がとても重要です。
誠クリニックでは矯正歯科を専門とする歯科医師が、お子様の成長発育のタイミングをみて治療に効果的な時期をアドバイスさせていただいております。そして、発育段階にあるお子様の、今後の成長を予測しながら治療をおこないます。お子様の歯並びで何か気になることがありましたらまずはご相談ください。


お子様の発育に応じて、
I 期治療とII 期治療があります。

子どもの矯正歯科治療は発育に応じて通常、二段階に分けておこないます。
乳歯が生えそろってから永久歯の前歯が生え変わる頃におこなう治療を「第I期治療」、すべての永久歯が生えそろってからおこなう治療を「第II期治療」といい、いつの段階で治療を始めるべきかはお子様によって個人差があります。とはいうもののも、きちんとした見通しをつけずに、長期間だらだらと治療を続けることは、お子様にとってもご家族にとっても大きな負担になります。

当院では、お子様に対していつ、なんの目的で、どのような治療をするべきか、治療目標を明確にした、効率よくおこなえる治療方法を、お子様、そしてご家族とよく話し合いながら進めるようにしています。

I 期治療(〜11歳頃)

I期治療は、永久歯が生えそろう前の乳歯~混合歯列期におこなう早期の矯正歯科治療です。 個人差はありますが、目安として小学校低学年のお子様が対象となります。 この時期はあごの骨が柔らかいため、あごの成長のコントロールをしたり、邪魔になっている乳歯を抜歯し、永久歯を正しい位置に生えるように促したり、 デコボコに生えてきた前歯の歯並びを一次的に整えたり、基礎的治療をおこないます。 治療目的が達成できたら治療をお休みし、永久歯が生えそろうまで定期的な経過観察をつづけます。

早期に治療をはじめるメリット

  • あごやお顔つきの成長のバランスを整えることができます。成長期のお子様でしかできない矯正歯科治療です。
  • II期治療が短縮されます。経過次第ではII期治療が不要となることもあります。
  • 健全な心身の発育を促します。学童期という多感な時期、早めに目立つ部分の歯並びを改善し、コンプレックスになり得る要素を取り除くことができます。
  • 永久歯を抜かずに矯正できる可能性が広がります。全部の永久歯が生えるスペースが足りない場合、親知らずのたまごを取り除いたり、奥歯を後ろに移動させたりすることで非抜歯での治療が可能になります。

II 期治療(12歳頃〜)

II期治療は、永久歯が生えそろった永久歯列期に歯の表面にワイヤーを固定する装置(ブラケット)をつけて歯を動かしていく、本格的な矯正歯科治療です。

目安として小学生高学年、中学生、高校生が対象となります。 I期治療で乳歯から永久歯への交換を管理してきたお子様は、歯がすべて永久歯に交換すると同時に、II期治療を開始します。 その際、本格矯正歯科治療のために再度、精密な検査をします。中学生の患者様の場合、治療期間が受験にかかる場合もあり、開始時期をずらして治療する場合もあります。 また、この頃よりあご関節の症状(顎関節症など)を訴えるお子様が増えてきますので、あご関節の位置や機能を経過観察しながらの治療になります。

I期治療のタイミングをのがしてしまった方でも、成人の矯正歯科治療と同様、個々に応じた方法で無理なく矯正歯科治療を進めることができますのでご相談ください。